お祝いをいただいたら、お礼状とともにお返しを贈る、またはお礼状だけ先に送り、後からお返しを贈るのが一般的です。状況によっては不要な場合があるので、お返しは相手との関係性や周囲との兼ね合いで贈るとよいでしょう。
卒業式のお祝いへのお礼状を書くときのポイント
卒業式のお祝いへのお礼状を書くときのポイントとしては、【1】感謝の気持ち【2】頂いた物の使い道や感想【3】進路状況【4】今後の抱負。また、在学中の思い出のような、お世話になったことへの感謝の言葉があると、よいでしょう。
例1.卒業式のお祝いへのお礼状の書き方のテンプレート
拝啓 春分の候、山田様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、このたびは卒業祝いをありがとうございました。
さっそく本状を、頂いた万年筆で書いています。
ボールペンや鉛筆とは違う書き味にまだ戸惑っていますが、少し大人になった気持ちで、大切に使わせていただきます。
希望した〇〇学校にも進むことができ、まずはひと安心です。
引き続き、将来の進路に向けて、努力していきたいと考えています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
例2.卒業式のお祝いへのお礼状の書き方のテンプレート
拝啓 春分の候、山田様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、長女〇〇の小学校卒業にお祝いをいただき、お心遣いを賜り厚くお礼申し上げます。
入学後は、姉の影響でバレーボール部に入るといって、4月からの中学校生活を待ちきれないでい様子です。
〇〇は、早速頂いたお心遣いでバレボールのシューズを購入させていただきました。
季節の変わり目、お身体には十分気をつけてお過ごしください。
令和〇年〇月〇日
ワンポイントアドバイス
卒業祝いは年齢によって、本人が書く場合と保護者が代わって書く場合があります。本人が書く場合は、年齢にふさわしい文面になるように書きましょう。新しい生活への抱負や意気込みを素直な気持ちで書くとよいでしょう。
卒業祝いへの気持ち
今回の文章例は形式的なものです。親、兄弟のような関係で親しい仲であれば、普通に気持ちを伝えるだけのほうが良いと思います。手紙ではなくメールやLINEで済ませるくらいで十分だど思います。あくまでも、しばらく会っていない親戚やそれなりの方とのお付き合いであれば、今回の例にならって、しっかりとした形の文章で送る必要があります。
また、卒業祝いの場合は、お礼の品は必要ありませんが、場合によって添えることもあります。相手に失礼のない、常識の範囲以内で手紙と一緒に贈りましょう。