告別式(社葬)の案内を送る訃報は、句読点を入れないのが正式です。親しい間柄の場合は電話で知らせますが、取引先はファックスなどで送付することになるでしょう。より規模が大きい社葬になると、葬儀副委員長を立て親戚代表、友人代表などを連盟で入れます。
弔辞の書き方のポイント【社外文書】
社外向けの弔辞を書くときのポイントとしては、【1】死亡した方の名前と肩書【2】個人への哀悼の意【3】告別式等の日時と場所【4】喪主を伝える。参列者に配慮し、住所と電話番号を入れます。略図かホームページのURLを入れて案内すると良いでしょう。
社外向けの弔辞の書き方のテンプレート

お取引先各位
総務部 佐藤 一郎
弊社取締役会長山田英雄儀 かねてより病気療養中のところ 5月19日午前3時30分 享年85歳にて永眠いたしました
生前のご厚誼を深謝し 謹んでご通知申し上げます
追って葬儀および告別式の日程は下記のとおり社葬をもって執り行います
一.通夜 5月22日(金)午後6時~7時
一.告別式 5月23日(土)午前11時~12時
一.場所 東京寺斎場
東京都台東区北浅草7-7-7
03-〇〇〇〇-〇〇〇〇
喪主:山田太郎殿(長男)
連絡先 株式会社 03-〇〇〇〇-〇〇〇〇
※上記、人名・斎場名・住所等は、架空によるものです。
ワンポイントアドバイス
不幸が再び重なる、「重ねる」「再三」「くれぐれも」「たびたび」「しばしば」といった言葉は使ってはいけません。また「死」「苦」を連想させる四や九も避けます。ほかにも、不吉な言葉は使わないように気をつけましょう。
また、弔辞を書く場合には縦書きで、墨の色は薄墨です。巻紙や奉書紙に書く場合は毛筆または筆ペンで書き、薄墨を使いしょう。書くときは、本文の上下左右の余白を十分に空けて書くようにします。
便箋と封筒の選び方
弔辞用の便箋や封筒は、コンビニで手に入ります。作成するまでに時間があればネットでも購入できるので、適したものを選べると思います。封筒は白無地で一重のものを使用し、使用する便箋は一枚におさめましょう。縦長の和封筒の場合は、便せんの下から一折、上から一折の順番で三つ折りにします。横長の洋封筒の場合には、便せんを左から半分、その後下から半分の四つ折りにします。